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​こもリズム研究会

福祉の枠を超えた文化づくり

「生きづらさ」について考え、発信します

 いじめ、障害、虐待、家庭内の問題などで傷つき、生きにくさを抱えている若者やソーシャルワーカー、研究者らが集まり、千楽を母体に「こもリズム研究会」をつくりました。


 「こもリズム」とは、ひきこもり、common の「こも」です。木々の間から零れ落ちる光(木漏れ日)のように、やさしく、あわく、小さな命を育みたい。その鼓動(リズム)を感じながら。どんなに傷ついて消えてしまいそうな命にも降り注ぐ光でありたい。そうした文化を創造し、みんなが集うことができる「居場所」にしたい。そんな思いを込めています。


 障害のある人を支援し、さまざまな困窮者に手を差し伸べること、それが福祉だと考えられてきました。ただ、障害ゆえに生きにくいわけではなく、障害に配慮のない社会が彼らを生きにくくさせているのです。いじめや虐待で傷ついた子どもたちの声を聞こうとしないことが、彼らを孤立させているのです。目の前の人を助けるだけでなく、社会の方も変えていきたいと思います。


 街をつくり、人を育て、文化を創出する。それが、こもリズム研究会です。

こもれび文①
こもれび文庫

こもれび文庫 /

こもジャーナル(WEB)         

 いじめに傷つき、家族のことで悩み、障害を抱えて生きている大学生ら若者たちの文章作品を集め、「こもれび文庫」と名づけ、noteというネットで文章や映像を公開できるメディアプラットフォームで発信しています。
 自宅から外に出られない、誰かと直接会うことができない人たちも、自分の好きな時間に、好きな場所からアクセスできます。疲れたら自由にサイトから出ていくことができます。自分も何か書いて投稿することもできます。
 自分が何者なのか誰にも気づかれず、自らの内面にあるものを表現し、見知らぬ誰かのこころに小石を投げる。あいまいで不確かではあるけれど、そういう社会とのつながり方の中に自分の居場所を見つけられるのだとしたら、それでもいいと思います。
 ジャーナリストや研究者の記事・論文も「こもジャーナル」としてリリースしています。一般のメディアにはない、長い時間軸で考えた社会論や医療・福祉制度について論述した作品です。

note(https://note.com/comolism

こもれび文庫(https://forms.gle/kZb5jX4MrnytiMev5

 noteで発表してきた文章の中から14作品を選んで単行本「こもれび文庫」をつくりました。新たに設立した「ちらく出版」が発行元です。見ているだけで懐かしさを感じる装丁と印刷、手に取るとホッとする紙の質感。WEBとはまた違う単行本の魅力を感じていただけたらと思います。
購入フォームhttps://forms.gle/kZb5jX4MrnytiMev5


 かつて近代化とともに労働運動が社会を動かした時代に「プロレタリア文学」が生まれたように、現代においては「ソーシャルワーク文学」あるいは「ひきこもり文学」があってもおかしくないと思います。新しい文化をつくるのは、当事者や福祉現場ではたらく人々です。

ちらく出版

 高校や中学校での「出前福祉授業」を行っています。わかりやすく社会や福祉のことを学び、子どもたちが自分自身に向き合い考える授業です。千楽副理事長の野澤和弘(植草学園大副学長)やベテラン福祉職員、障害のある当事者や大学生らがお訪ねします。「なんだか、すごい」「福祉は人の心を動かす仕事」など、受講した生徒たちから高評価の感想が寄せられています。

出前授業

 浦安市内の公民館や千楽の施設を使って、アートのワークショップや昭和歌謡のレクレーションを開催し、それと併設して出前相談会を行っています。困っている人のSOSは街の日常に埋もれています。困っている自覚が持てない人もいます。さまざまな機会を通して、福祉を身近に感じてもらうことが必要です。WEBでの発信や出版にとどまらず、困りごとを気軽に相談し、助け合うことができる街づくりをめざして活動します。

イベント付き相談会

所在地

〒279-0002 千葉県浦安市北栄1-16-30 REDONDO BUILD 303

・新浦安駅~バス約10分

(東京ベイシティバス②③⑪⑱

「浦安駅入口」降車)

・浦安駅入口~徒歩2分

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